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8月23日、企業の生産現場の中核を担う人材を育成することを目的に、本年度新たに取り組む「現場力向上塾」を開講し、会員事業所13社から25人が参加しました。
これは、会員企業の製造現場のリーダーなどに、仕事の無駄に気付く発想力と眼力および、それぞれの自社の現場改善への応用方法を身につけてもらい、会員企業の生産性向上に役立てようとするものです。
長崎総合科学大学教授の平坂敏夫氏と長崎市中小企業サポートセンターの黒岩征也氏が講師を務め、座学研修と製造現場の改善演習とを組み併せた約半年間のカリキュラムです。
当日は、講師の平坂氏が、花王(株)が年間100億円のコスト削減を成し得た「トータル・コスト・リダクション運動」や情報の共有化と有効活用などについて解説。「社長の指示を受けて行動するのではなく、社員自らが問題点を発見し改善しようと動く自立型組織を目指すことが強い企業への道である」などと述べました。
なお、来年2月に実施予定の成果発表会ならびに研修終了式では、同塾修了者全員に修了証書を授与し、特に優秀な研究成果は特別表彰を行なうこととしています。 |