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11月6日、大島造船所(西海市大島町)を訪問し、経営者研修会を開催しました。
この研修会は、会員企業経営者の資質向上・意識改革を目的に開催しており、昨年より県内でご活躍の経営者等に「わが社の経営戦略」をテーマに直接お話いただく機会を設けている事業で、今回が2回目。
当日は会員企業経営者など26名が参加しました。
大島造船所では、「わが社の経営戦略」をテーマに久冨工場長より、現況と今後の経営戦略、経営に対する考え方などをお話いただいた後、質疑応答。その後、工場見学を行いました。
久冨工場長は、大島造船所は4万t〜10万tの新造船の建造に特化しており、今年は38隻の建造を予定、今後4年強の受注残を抱えていることや、現在、人を減らさず、増やさず生産性を3倍に拡大しており、同造船所が工場として成長していること、「これがベストかみんなでパンセ(考える)」、「品質は行程にあり」をスローガンに、将来の中国との競争に負けない造船所づくり、造船所全体の技術力向上に取組んでいることを説明。
また、今年、社長にトヨタ出身の中川氏を迎え入れていることや、大島町民約6000人のうち、約1000人を造船所及び関連企業で雇用しており、家族等を考えると町民の半数が社員とその家族であり、地域社会とともに発展する企業経営に取組んでいることなどを説明されました。
参加者は、地域製造業の競争力向上等のために、経営者等に必要とされる考え方等について学ぶ研修の機会となりました。 |