■第1回経営セミナーを開催しました。（2003/10/24）
	製造業の競争力強化・生き残り策等をキーワードに「経営セミナー」を開催しました。 このセミナーは、長崎大学経済学部教官陣による４回シリーズで実施するもので、今回が第1回め。 今回は、「製造業再活性化のための戦略〜産学官及び企業間ネットワークの構築に向けて〜」と題し、長崎大学経済学部の松永明教授より講演いただきました。
	松永教授は− 商業資本主義〜産業資本主義に続く「第三の波」「脱工業化社会」「知価社会」等と呼ばれる昨今、大量生産等によるコスト抑制等ではモノは売れず、製品自体の魅力が問われる時代である。中小企業は、機動性・柔軟性に優位性があり、ニッチな市場への対応力もある。わが国の企業間関係は「信用・信頼」で成立してきたと言えるが、その関係も「情報の非対称性」によって崩壊しつつある。「信頼関係」を回復するには「リレーションシップ」を再構築する必要があり、そのためには、自社の情報を積極的に開示すること、情報交流の場を創っていくことが必要。さらに、イノベーションのための戦略構築にも「リレーションシップ」の再構築が必要。 そうした意味から、長崎工業会が今年度実施している企業相互訪問などは評価できる。産学官連携コーディネータは、「リレーションシップ」再構築を担うのも役割であり、大学のシーズを充分に活かして欲しい。 −と資料や具体的事例を交え説明。会員事業所より２０名が聴講しました。 次回は１１月７日（金）開催予定です。
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